ボトックス注射
ボトックス注射とは
ボトックス注射に使用される薬剤は、ボツリヌス菌が産生する神経毒素で、筋弛緩作用を持ちます。これを眉間や額など、表情筋が原因となる動的なシワに注入することで、表情筋の力を弱め、表情ジワを改善します。
もともとは顔面神経麻痺などの治療に使用され、安全性が確立された医療技術ですが、医師の技術と経験が重要な治療でもあります。医師と十分に相談し、注入部位や量を決定することで、自然な表情に仕上がるよう調整が行われます。使用する薬剤はFDA(アメリカ食品医薬品局)に認可されており、安全性が高く、副作用はほとんどありません。
シワ取り注射の効果は、約3日後から徐々に現れ、初回の効果は約4ヶ月持続します。その後、効果は少しずつ薄れていきますが、シワが気になるタイミングで再度注入すると、持続期間が徐々に長くなり、6~10ヶ月の間効果が続くようになります。
ボトックス注射の効果
- 額の横ジワ
- 上を見たり眉を上げたりしたときにできるおでこの横ジワは、実際の年齢よりも年齢が上に見える原因となります。額のシワは特に目立ちやすく、顔全体の印象に大きく影響を与えます。
- 眉間の縦ジワ
- 眉をひそめた時や力んだ時、また無意識に難しい顔をしている時に現れる眉間の縦ジワは、不機嫌な印象を与えることがあります。
- 目尻のシワ
- 笑ったときに現れる目尻のシワを改善します。
- 鼻根部の横ジワ
- 目と目の間、鼻の付け根に現れる横ジワは、力んだ時にできることがありますが、何もしていなくてもシワが刻まれている場合もあります。
- あごの梅干しジワ
- 口元に力を入れた時にできる凸凹したシワは、唇をすぼめたり話をしたりする際に現れます。
- エラを小さく小顔に
- 両あごのエラ部分にシワ取り注射を行うことで、発達した咬筋を弱め、角張ったエラの張りを解消し、すっきりとした小顔を実現します。
ボトックス製剤について
米国アラガン社『BOTOX VISTA』
「BOTOX VISTA」はボツリヌス治療製剤です。安全性が評価され、厳しく品質管理されています。
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徹底した管理による高い品質
ボトックスビスタは、米国アラガン社の自社製造工場で厳密に管理され、輸送・保管が徹底的に行われた後、各医療機関に届けられます。非常に繊細な製剤であるため、活性を保持するためには適切な保管温度などの管理が不可欠であり、その流通は厳格な規制のもとで行われています。
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米国FDA承認
アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスをはじめとする80カ国以上で、表情ジワをはじめとするシワ治療への適応が承認され、広く美容医療やエイジングケアに使用されています。効果や安全性は世界基準でクリアしており、信頼性の高い薬剤です。
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VST認定医が施術を行います
ボトックスビスタを使用するには、講習や実技セミナーを受講し、アラガン社が定める認定医制度「VST認定医」を取得する必要があります。VSTとは、ボトックスビスタ®の製造元であるアラガン社が設けた認定医制度で、注入技術を向上させるため、定期的な研修やセミナーに参加しています。
韓国KFDA承認 韓国メディトックス社『コアトックス』
「コアトックス」は、韓国のメディトックス社が開発した、高純度で抗体産生リスクの低い最新型のボツリヌストキシン製剤です。2016年に韓国のMFDS(KFDA)から認可を受け、有効性と安全性が確認されています。
従来のボツリヌストキシン製剤は、繰り返し治療を受けることで抗体が生成され、効果が減弱する可能性がありましたが、コアトックスは耐性の原因となる複合タンパク質を完全に除去することで、繰り返し注入しても効果が持続しやすい特徴があります。
コアトックスはA型ボツリヌストキシンを使用したシワ取り注射で、米国アラガン社と同じ菌株を使用しており、信頼性の高い製剤です。
ボトックス注射の副作用・リスクなど
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施術説明表情を作る筋肉の動きによって現れるシワに注入し、表情筋の力を弱めることで表情ジワを改善する方法です。注入だけで完了するため、安全性が高く、手軽に受けられる施術です。
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副作用・リスク発赤や内出血が生じることがありますが、時間の経過とともに気にならなくなります。治療後すぐに針を刺した箇所以外はメイクが可能で、翌日からは針を刺した箇所もメイクができます。万が一内出血が発生した場合でも、ファンデーションやコンシーラーでカバーすることができます。
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施術費用33,000円〜71,500円